こんにちは。
1歳児1児のママ、黒猫と申します。
これは当時の記憶を振り返って書いています。
2019年8月、初めての妊娠発覚。
つわりもあまりなく、順調な妊娠生活を送っていると思っていました。
2020年1月、妊娠7ヶ月に差し掛かる頃だったと思います。
通院していた産婦人科のクリニックにて糖負荷試験受け、妊娠糖尿病が発覚したのです。
糖負荷試験(OGTT)とは
妊娠経験のある方なら受けたことがある方も多いのではないかと思います。
糖負荷試験(OGTT)とはブドウ糖を溶かしたサイダーを飲み、30分後、1時間後、2時間後の血糖値を測定します。
人間の体は糖を摂取すると膵臓からインスリンというホルモンを分泌し、血糖値のコントロールをしてくれます。
正常な人だと食後30分後くらいからインスリンの分泌が始まり、食後2時間後には食べる前とほぼ同じくらいの血糖値に下がります。
妊娠中というのはお腹の中の胎児に糖を効率よく送る為に血糖値は高くなりがちです。
それでも健康な妊婦さんは糖を摂取しても、2時間後にはインスリンの働きにより正常な値まで血糖値は下がります。
しかし、妊娠糖尿病になると糖代謝異常が起こり、2時間経っても血糖値が下がりきらない状態になっています。
健康な状態は、空腹時血糖が70〜110。食後血糖値が140以下であると言われています。
私の場合は、50gブドウ糖負荷試験において2時間後血糖値が157になってしまい、再検査となりました。
再検査では75gブドウ糖負荷試験を行いました。
再検査においても2時間後血糖値は変わらず157となり、妊娠糖尿病と診断されました。
妊娠糖尿病になると何が起こるのか
妊娠糖尿病になるとお腹の赤ちゃんが大きくなりすぎてしまうことがあります。
赤ちゃんが大きくなりすぎるとどうなるかというと、出産が大変になります。
一般的に4000gを超える赤ちゃんを巨大児といいます。
巨大児は経膣分娩が困難であったり、あかちゃんの肩がひっかかってなかなか出てこなかったりします。
これはお母さんにも赤ちゃんにとっても負担になります。
また、羊水過多(羊水の量が異常に多くなる)や子宮内死亡の原因にもなっていると言われています。
母体の血糖値が高いと、赤ちゃんの血糖値も高くなりがちです。
妊娠20週以降の羊水というのは赤ちゃんのおしっこがメインとなるそうなのですが、赤ちゃんの血糖値が高いとおしっこの量が増え、結果、羊水の量も増えてしまうのです。
羊水の量が増えると何が問題かというと、子宮内の圧力が高くなり破水しやすくなります。
そすると早産につながってしまい大変危険です。
妊娠糖尿病になって
私の場合は妊娠後期に妊娠糖尿病であることが発覚しました。
妊婦健診を受けていた病院から大学病院の内分泌科を紹介され、そちらにも同時に通院することになりました。
私の場合、空腹時血糖は正常なのですが食後の血糖値がとても高くなるという状態でした。
また、血糖値が下がってくるのも遅く、食後1時間半〜2時間くらいしないと血糖値が下がってこないような状態でした。
大学病院では、まず栄養指導をしてもらい食事内容の見直しをすることになりました。
それまでの食事なのですが、妊娠中ですので当然、生ものや水銀を多く含む魚の摂取は控えていました。
糖分や塩分も控えてとは言われてましたが、妊娠中って妙に甘いものが欲しくなってしまいますよね。
ちょいちょい甘いものは食べていました。
また、在宅での仕事がメインでしたので普段家に一人です。
食事を作るのが面倒で丼ものや麺類なんかをさっとさべたり、コンビニで買ったお弁当を食べて終わりにしていました。
しかし、その食べ方が良くなかったみたいです。
血糖値の急上昇をおさえる食べ方に、まず野菜から食べるというのがあります。
それから、肉、魚などのタンパク質を取り、最後に米、パン等の炭水化物を食べます。
1回目の受診後は食べ方の工夫で食後高血糖を抑えるという方法を試しました。
妊娠後期なので必要なカロリーが1日あたり2500kcalです。
その条件を満たすために、お米なら1色200g、パンなら8枚切り2枚にプラスしておかずを食べてくださいと言われていました。
炭水化物の量でいうと1日150g〜200g必要で、1食で少なくとも50gは取る必要があります。
それでいて食後1時間後の血糖値を140以下に抑えなければいけないのです。
この量を食べると確実に食後血糖値は140をオーバーしました。
2回目の受診で分食の方法を教わりました。
1日3回の食事を分けて、6回食にするのです。
朝食と昼食の間に間食を、昼食と夕食の間に間食を、そして夕食後に夜食を食べます。
分食をしていた時の私のだいたいの1日のご飯スケジュールはこうでした。
時間 | 食事 |
8:00 | 朝食 |
10:00 | 間食 |
12:00 | 昼食 |
15:00 | 間食 |
19:00 | 夕食 |
22:00 | 夜食 |
食べる量は1食あたりの量を半分にして、その分間食や夜食に回します。
しかし、間食時にも毎回野菜を食べて、肉を食べてなんてなかなかできないですよね。
仕事をしていたらなおさら。
栄養指導では小さいおにぎりとかがいいと言われていましたが、米だけを食べると血糖値が爆上がりしてしまいそうで怖くてできませんでした。
なので、炭水化物が20g〜25gくらいになるようにヨーグルトやプロテインバーのようなものを食べていました。
分食や実際の食後血糖値については別途詳しく書きたいと思います。
たまに食後1時間後血糖値が140を超えてしまうこともありましたが、なんとか分食だけで出産までのりきることができました。
その後
2020年4月、無事に第1子を出産しました。
お母さんが高血糖状態だとお腹の子供も高血糖になってしまい、生まれた後にへその緒を切られ糖の供給を突然止められてしまうことによって赤ちゃんが低血糖を起こしてしまうことがあるそうです。
幸いにも子供は出生児に低血糖を起こす事もなく、巨大児どころか2500gの小さめで生まれてきました。
私の妊娠糖尿病なのですが、入院中に何度か食後の血糖値を測って貰ってたのですが、出産したのにもかかわらず150を超える高血糖でした。
ほとんどの妊娠糖尿病の方は産後は血糖値が落ち着いて、食後も正常な血糖値になります。
しかし、私の場合は出産したにも関わらず血糖値が落ち着くことはありませんでした。
3ヶ月後、妊娠中に通院していた大学病院で産後の再検査をすることになっていました。
そこで、糖尿病境界型であると正式に診断されました。
糖尿病は治ることのない病気です。
これから私は死ぬまでこの病気と付き合っていかなければなりません。
糖尿病境界型と診断されて、改めて食事の内容を見直しました。
今の所、薬やインスリン注射は使っておらず食事のみで血糖値のコントロールをしています。
その内容をこのブログで発信していけたらなと思っています。
ここまで読んでくださりありがとうございます。
今後も有意な情報を発信していけたらいいなと思います。
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